ビジネスの輝きを世界に放つ!50の実践的な事業拡大法
事業を始めたら、自分の事業を顧客になりうる対象者に「どうやって知ってもらうか」「選んでもらうか」を考える必要があります。
一般的に、宣伝や販売促進は繰り返し行うことで効果が出るといわれていますが、色々な手法をやみくもに行っても時間やお金の無駄にするだけになります。それよりも、ターゲットとなる顧客を具体的に仮定し、その人の情報収集方法や好むやり方をイメージした宣伝や販促を繰り返す方法が効果が期待できます。
今回は、自分の事業を広める為の50の手法をお知らせしますので、皆様の事業にあった宣伝や販促方法を見つけてください。
自分の事業を知らない人への宣伝や販促方法
アナログ手法
- 【店舗外】①店舗前の看板 ②のぼり ③ターボリン
- 【店舗内】④店内POP ⑤店内ボード ⑥メニューブック ⑦ノベルティ
- 【郵便・紙媒体】⑧DM(ダイレクトメール)⑨ポスティング ⑩チラシ(フライヤー)配布 ⑪新聞折込 ⑫行政機関広報誌の広告 ⑬フリーペーパー ⑭新聞・雑誌媒体
- 【人的営業】⑮テレアポ ⑯飛び込み営業 ⑰キャッチング ⑱紹介営業 ⑲挨拶回り ⑳異業種交流会 ㉑業界団体への加入(商工会・商工会議所など)
- 【既存流通経路へのアプローチ】㉒展示会・販促イベント ㉓ふるさと納税の返礼品 ㉔通販系カタログ掲載
【店舗外】
自分の店舗から離れた場所での広告手法です。来てほしい人が多く集まる場所や、多くの人の目につきやすい場所などに設置することで効果があります。
①店舗前の看板
知らない人から見て何のお店か直感で分かることがポイントです。店舗前を自動車で移動する人が多い場合には自動車から見えやすい場所かどうかも考慮しましょう。
②のぼり
ただ単にお店の名前やロゴだけをいれているのぼりでは効果がありません。お店のこだわりやコンセプトも一緒に掲載して、見ただけて「どういうお店なのか」分かっていただけるようにしましょう。
③ターボリン
ターボリンとは、垂れ幕や横断幕の一種で、野外での長時間使用を想定し、防炎素材に防水加工などが施された複合のシートです。写真がきれいに印刷できるので、メニュー写真や店内写真などで入店を促す効果があります。
【店舗内】
飲食店でよく使われますが、店舗や会社のイメージを左右する宣伝方法になります。
④店内POP
看板だと手軽に貼りかえることが出来ませんが、店内POPは手軽に貼りかえることが出来ます。キャンペーンや売り出したい商品(季節による)に使ったり、バイト募集で使うのも効果があります。
⑤店内ボード
手書きのメッセージを書くことで親近感がわきます。
⑥メニューブック
メニューはお店に入ったお客様が必ず見る所です。お客様が何を注文するのかを決める重要な役目を果たします。一番気をつかわなければいけないところと言えます。メニューの見せ方、構成の違いで売り上げが左右していきます。料理をより魅力的に見せる、売り上げに直結するメニューブックを作成しましょう。
⑦ノベルティ
お店の存在を思い起こしてもらうために効果的なのがノベルティの配布です。飲食店のノベルティといえば、かつては店名の入った100円ライターが主流でした。しかし喫煙者が減ったこともありノベルティも多様化しています。エコバッグやマグカップ、スマホグッズ、ステーショナリーなどをノベルティとする飲食店も増えています。どんなノベルティにするかはお客様の年代や性別によっても違ってきますが、コストを重視しすぎてお店のイメージを損なうことがないように注意しましょう。
【郵便・紙媒体】
販売地域や顧客のターゲット層がはっきりとしている場合に効果が発揮しやすい宣伝手法になります。大勢の人にアプローチすることが出来ますが、一般的に多くの費用がかかります。
⑧DM(ダイレクトメール)
住所の分かる顧客に直接案内できる手法です。また企業やお店に直接情報を送るFAX DMという方法もあります。DMには業種を絞り、配送(配信)を代行してくれる業者もいます。
⑨ポスティング
ポスティングとは、住宅やマンションなどの郵便受けにチラシを入れていくことです。ポスティングは新規客集客の基本中の基本です。商圏は5kmが商圏といわれていますが、この5kmの商圏を攻略するのに、チラシのポスティングは効果的です。コストが気になるという方は、ネットの印刷サービスなどを利用すればチラシの制作コストもかなり抑えられますので、高い費用対効果が期待できるでしょう。更に、クーポンなどチラシの内容に工夫をするのが得策です。
ポスティングは定期的に継続して行うのがポイントです。そのうえで、ポスティングするエリアや曜日などによって反応をチェックし、次回のポスティングに活かしていきましょう。
⑩チラシ(フライヤー)配布
用紙一枚に情報を盛り込み、店頭に置いたり、直接配布する方法です。特定の地域を限定して配布することが多いです。
⑪新聞折込
新聞にチラシとして織り込んでもらいます。昨今の新聞離れとコストが高い為、会社の耐久性が高い所ではないと手が出せないのが現状です。反応率は業種などの違いはありますが、0.01%程度といわれています。
⑫行政機関広報誌の広告
市町村が発行する広告です。近年、広告収入を見込んで多くの市町村で広告スペースが設けられています。
⑬フリーペーパー
読者が無料で受け取れるクーポンなどがついた紙媒体です。個人や企業が独自で発行したり、自治体や業者が地域別に発行するなど、配布規模やアプローチ方法は様々です。
⑭新聞・雑誌媒体
老舗と言われる新聞・雑誌などに広告を掲載する方法です。現在はWEBメディアが主流ですが、紙媒体にはWebにはない信頼度と年配層には読者が多いので、年配層がターゲットの場合は効果があります。
【人的営業】
個人や企業を対象に根気よく人的に営業する方法もあれば、交流会などを活用して人脈を作って営業する方法があります。
⑮テレアポ
電話による勧誘や注文受付を行う営業の事です。現在、顧客とのコミュニケーションがメールやSNS、チャットなどや、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)などの影響で電話に出てもらえなかったり、電話に対する不信感が多いです。アポイントを成功させるためには、相手にネガティブな感情を抱かせず、さらにポジティブな感情を持ってもらえるような話し方をすることがカギとなります。
⑯飛び込み営業
飛び込み営業での販路開拓はインターネットが普及した今、相手の顔が見えるという点で安心感を与えられるというメリットがあります。しかし、初対面の相手に不信感を与えることや1社あたりにかける時間やコストは最も大きくなるなどのデメリットもあります。相手と直接対話をして商品の良さを分かっていただきたいという方は飛び込みでの販路開拓に向いています。
⑰キャッチング
店前でお客様を呼び込み、そのまま店内へご案内する方法です。忍耐が必要で、お客様をお店へ取り込む人柄やトーク力はもちろん、その場で囲い込めなくても、クーポンなどの特典を盛り込んでおくと効果があります。
⑱紹介営業
友人や知人に紹介を依頼することでの販路開拓は、縁故ある人同士のつながりをもとに、ある程度の信頼の元で話を進められます。
⑲挨拶回り
近所の方などの挨拶回りをする事によるお店や会社を知ってもらう効果があります。特に自分が居住している場所以外で起業・開業する場合は、地域のルールや年間行事などの情報を知れるメリットがあります。
⑳異業種交流会
異業種の人と交流することで、新たなビジネスにつながったり、事業につながる新しい発想を得たりすることもあります。ビジネスチャンスだけでなく、仕事をする上で貴重なパートナーを得るチャンスにもなります。検索で「異業種交流会 〇〇(地域)」などで検索すると数多くの交流会が検索されますので、自分にあった内容であれば積極的に参加してみましょう。また、近年はツイッターやFacebookといったSNSを利用して他の起業家たちと交流し、ビジネスチャンスを広げるケースも多くみられます。SNS上では、気軽にコミュニケーションが取れるため、人脈を広げるのに効果的です。
㉑業界団体への加入(商工会・商工会議所など)
地域の事業者が業種に関わりなく会員となって、お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を支援する団体に加入する方法です。近隣の人が対象の事業には効果があります。
【既存流通経路へのアプローチ】
初めての起業など人脈や経験もない場合、一から開拓するのは難しいので、すでに流通経路が確立している場所を活用する方法も得策です。自分の行っている事業の目的や規模に合わせて選ぶと効果があります。
㉒展示会・販促イベント
販路開拓の手段として展示会や見本市への出展も効果的です。展示会や見本市は、メーカーや製造業者が集まり、新商品や定番商品など「売りたい商品」を展示やデモンストレーションを行うイベントです。各販売チャネルのバイヤーが仕入れを行うために訪れるため、商談が前提になっています。そのため、面識の無い企業同士が販路開拓を行う手段として活用されています。
販促イベントとは、催事場などで一般消費者向けに商品などを宣伝販売する方法です。物産展、実演販売、即売会、試飲会などで、口コミによる波及効果や商品の知名度や購買率が上がる可能性があります。
㉓ふるさと納税の返礼品
市町村ごとに商品を選定して「ふるさと納税の返礼品」として掲載しています。選定基準は各市町村によって異なります。(一般的に市役所の納税課が窓口である場合が多い)
㉔通販系カタログ掲載
誰もが知っている通販カタログだけではなく、「農家向け」「病院向け」などターゲットが特化したカタログもあります。
デジタル手法
- 【既存流通経路へのアプローチ】㉕ネットモールへの出店 ㉖グルメサイト
- 【自社メディア】㉗ホームページ ㉘ブログ ㉙Facebook ㉚Instagram ㉛Twitter ㉜YouTube ㉝クラウドファンディング
- 【WEB活用】㉞SEO対策 ㉟SNSで顧客に拡散してもらう ㊱Googleマイビジネス ㊲MEO対策
- 【WEB広告関連】㊳キーワード連動広告 ㊴SNS広告 ㊵クーポンサイト ㊶各種ポータルサイト純広告バナー広告 ㊷ネットモール内広告
【既存流通経路へのアプローチ】
ネットモールやグルメサイトなど、既存の大手通販や大手グルメサイトの流通経路を使ったアプローチをすれば認知度の向上や実数の増加が期待できます。
㉕ネットモールへの出店
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングのようにネットショップを集めた電子商店街。独自の集実が難しい小規模ネットショップにとっては、ECモールに出店することで認知度の向上や実数の増加が期待できます。集客はできる一方で、同じ商材を販売している競合が多かったり、モールの使用料がかかったりというデメリットもあります。
㉖グルメサイト
飲食店にとって、営業成績を伸ばすために欠かせないのが「グルメサイト」です。一昔前では、ホットペッパーなどの紙面の広告は必要不可欠なものとなっていましたが、インターネット社会となった現代においては「紙」ではなく「WEBサイト」をどのように使うのかがポイントとなっています。
グルメサイトの代表的な「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」「Retty」などがあります。
【自社メディア】
インターネットを活用する宣伝・販促活動手法には様々なものがあります。
㉗ホームページ
ホームページのコンテンツを充実させることは企業としてのイメージアップにつながります。現在、安価でホームページを作れるサービスが増えてきており、システムに詳しくない人でも手軽に作ることが出来ます。
㉘ブログ
日記形式で自分で手軽に記事が更新できるWEBサービスです。ブログのメリットとしては、自分(自社)の想いを残すことができ、ファンづくりをするができます。そして広告を付けてお金を稼ぐこともできるといったところになります。
㉙Facebook
ユーザーの年齢層として若年層よりは30代以上の利用が多く、高年齢層での利用率も比較的高めになります。他のSNSとは違い、実名登録が前提です。そのため信頼度も高く、名前、年齢、性別をはじめとする情報の正確性も高くなっています。30、40代のお金も仕事も余裕のある主にビジネスパーソンを中心に使用する人が多く、友達とのコミュニケーションだけでなく、同僚・取引先ともつながっているため、比較的フォーマルな場として使われやすいのも特徴です。
また、発言は友達のつながりを通じて拡散するので、情報に対する信頼性をある程度高く持つことになります。知人や知人の知人など、他のSNSと比べてより現実に近い人間関係で構築されています。
㉚Instagram
インスタ映えでおなじみ、最も勢いがあるSNSです。10代~20代の若年層がメインユーザーになります。20代女性のアクティブユーザー層が多く、ネタはライフスタイル全般にわたり「オシャレなもの」に敏感なユーザーが多いのが特徴です。投稿は写真だけでも良く、文章を書かなくても大丈夫なので投稿のハードルは低く、言語を超えたコミュニケーションも成り立ちます。
投稿がそのまま拡散するといったことは無いものの、ハッシュタグを使って情報収集し、知らないユーザーの投稿を見に行ったりフォローをしたりする使い方が定着しています。また2016年からストーリーズ機能(通常のフィードとは別に短い動画や写真を気軽にシェアでき、投稿が24時間で自動消滅)が追加され、さらに多方面で使えるようになりました。
㉛Twitter
10代から20代のユーザーが多く、全体ユーザーの3分の1に上ります。趣味専用など複数のアカウントを持つユーザーも多く、嗜好性が強く出やすいのが特徴、匿名性という点も相まってアングラ的な情報もやり取りされます。投稿出来る文字数が140文字までという制限があり、気軽に情報を発信することが出来る反面、長文で何かを説明するような投稿は向きません。投稿がタイムリーにリツイートで拡散され、不特定多数のユーザーへ情報が広がるので、ここの考え方がマーケティングでどのように使うかを決めるカギになります。
㉜YouTube
最近は企業がYoutubeを活用して売上の向上や販路の拡大に繋げているケースも多く見られるようになりました。動画は画像やテキストよりも多くの情報量を伝えることができるためユーザーの印象に残りやすく、上手く活用することで非常に効果の高いアピール方法になり得ます。また、自社が主体となって発信をするだけでなくユーザー参加型のコンテンツを企画するなど、従来とは異なる形でのアピールも可能です。
㉝クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と資金調達(Funding)を組み合わせた造語で、インターネット上で不特定多数の人から資金を集める仕組みのことです。個々の出資額がわずかな額でも、多くの人から出資を募ることでまとまった資金を得ることができます。
利用するクラウドファンディング会社によって条件や手続きは異なりますが、 資金の使い道は、新規事業の立ち上げや、ものづくり、社会貢献、新規商品のPRなどさまざまな用途があります。
【WEB活用】
ホームページやブログなど使い方次第では飛躍的な宣伝・販促効果を上げることが出来ますが、やりっぱなし・作りっぱなしでは逆効果です。更新されないサイトはすぐ見向きもされなくなります。様々な手法や対策がありますので活用しましょう。
㉞SEO対策
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンから見つけられやすく、また、価値が高いと評価されやすくする施策を行い、検索エンジンからの自社ホームページへの訪問を増やす方法のことを指します。
安価に始められる上に費用対効果が高いので、SEO対策はインターネット経由で売上を上げるために非常に重要です。
㉟SNSで顧客に拡散してもらう
顧客が自社をSNSで紹介してくれたら特典を差し上げるなど何らかの仕組みが必要になってきます。顧客の周囲へのアプローチが出来るなどのメリットがあります。
㊱Googleマイビジネス
Googleで店舗名などを検索した際、検索画面に<店舗名・営業時間・地図・写真>などが表示されることがありますが、あれが、Googleマイビジネスです。
Googleマイビジネスに登録していなくても、検索結果には表示されます。ですが、ネットの情報を元にした情報のため、店名や営業時間、電話番号などが間違っていることもあります。Googleマイビジネスなら、自分で情報を入力出来るため、正しい情報を見てもらうことが出来ます。
㊲MEO対策
検索エンジンの検索結果で上位表示を目指す「SEO対策」に対して、MEO対策は「ラーメン屋 高田馬場」など、ユーザーが「地域 + 特定のキーワード」で検索をした際にマップ上で上位に表示される為の施作のことを言います。
MEO対策は、地図上で上位表示を目指すという特性から、一般の企業というよりも、立地条件がセールスに大きく影響する飲食店で特に高い効果が見込めます。
【WEB広告関連】
販売促進として、インターネットを使った広告は外せない手法です。自社の商品やサービスに相応しい広告手法を選択することで、売上を何倍にも上げることが可能になります。
㊳キーワード連動広告
特定のキーワードを検索した時にあなたのお店や商品などの広告が表示される手法です。代表的な手法として、リスティング広告やアドネットワーク広告があります。
㊴SNS広告
昨今話題のTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSに配信する広告のことです。ユーザーのプロフィールや趣味嗜好、訪れた場所などのデータから精密なターゲット設定を行うことができることが一番の特徴です。例えば、「20代、男性、海外旅行好き」など広告配信先のユーザーを細かく指定できるので、明確なターゲットが存在する場合に非常に有効です。
㊵クーポンサイト
日本のクーポンサイトとしては先駆け的存在であるグルーポンや、ECサイトで有名な楽天グループが運営するクーポンサイトであるRaCouponに掲載する宣伝・販促方法です。会員数の多さを活かしてそちらからの流入を期待することが出来ます。
㊶各種ポータルサイト純広告・バナー広告
純広告は、特定の媒体に広告料を支払って掲載する広告のことです。その点、様々なメディアに掲載される可能性のあるアドネットワークなどとは異なります。有名なメディアに使用料を支払って広告スペースを借りるという、一番シンプルな広告の形ですね。代表的なのはYahooのトップページの右側に表示される広告でしょう。1週間ごとの契約ですが、かつては1000万以上出さないと掲載できないような時期もあり、最も使用料の高い広告スペースだと言われていました。*現在は配信エリアなどを細かく指定することで、比較的安価に掲載することができるようになりました。
㊷ネットモール内広告
ネットモールの利用者は年々増加していますので、出店せずに広告を出稿して自分のお店などに誘導する方法もあります。掲載時期や掲載金額を決めて出稿するなどのサービスがあります。
自分の事業を知っている人への宣伝や販促方法
アナログ手法
- 【人的営業】㊸挨拶回り ㊹ノベルティ配布
- 【送付】㊺挨拶状 ㊻年賀状・クリスマスカード
- 【販促カード】㊼ショップカード・ポイントカード
【人的営業】
友人や知人など、自分の知っている人へのアプローチはきちんとしましょう。顧客になってくれるだけではなく、その周りの人たちへの波及効果が期待できます。
㊸挨拶回り
取引を始めた相手(会社)や、地元の商店会、自治会(町内会)などの顔役には、開業前に必ず挨拶しましょう。お店の場合、ご近所の人にファンになってもらえれば、親近感から積極的に口コミ活動も期待できます。
㊹ノベルティ配布
店舗周辺や駅前など、ターゲット層がいそうな場所で配布することにより効果が発揮できます。特にご近所の人には挨拶状と合わせてポスティングしても良いです。
【送付】
挨拶状など、書くときに心がけておきたいマナーや、押さえておくべきポイント、注意事項について事前に理解しておきましょう。
㊺挨拶状
起業・開業のの挨拶状を送る理由は相手への感謝の為ではありますが、最大の目的は会社のPRになります。丁寧な挨拶状によって会社をPRし、人脈を活性化させることにより、今後の新事業の発展につながってきます。しっかりポイントを押さえ、丁寧な挨拶状を作成し、送り先の相手に熱意をくみ取ってもらいましょう。
㊻年賀状・クリスマスカード
商品やサービスによっては、季節感のある挨拶状を販売促進に役立てる方法もあります。
【販促カード】
㊼ショップカード・ポイントカード
もらった人に「どうしてほしいのか」というリアクション効果を考えたショップカードを作るといいでしょう。ポイントカードについては、飲食や美容業界に導入をお勧めします。
デジタル手法
- 【WEB活用】㊽SNSで配信 ㊾メールマガジン ㊿LINE@
【WEB活用】
積極的に活用することはいいのですが、闇雲に情報を流しているだけだと飽きられてしまいますので、送る内容や時間など、効果検証しながら活用していきましょう。
㊽SNSで配信
Facebook、Twitter、Instagramなどで情報発信します。ただ単に起業・開業した報告だけではなく、開業準備中の奮闘ぶりや開業後のイベントなどの活動状況を定期的に発信すると良いでしょう。
㊾メールマガジン
LINEのプッシュ通知やFacebook・TwitterなどのSNSマーケティングがさかんになった今、「メルマガなんて古い!」「読む人いるの?」とメルマガ配信を選択肢から外そうとはされていませんか?実は、メールマーケティングは今も有効なマーケティング手段として多くの企業が活用しており、メルマガこそ起業家・中小企業の皆さんにおすすめなマーケティング手段です。
㊿LINE@
LINEと言えば、年々利用者が増えていっているコミュニケーションツールの代表格です。LINE@は、お店などをしている方に向けて利用の出来るもので、メールマガジンのようなものと同じと捉えることが出来ます。
集客が必要な企業や店舗におすすめの機能がたくさんあります。プッシュ通知でお知らせが来るため、お知らせが来たことがわかりやすく、メッセージが届きやすいことも特徴です。また、プッシュ通知はされますが、開けるまで内容がわからないという点にもメリットが隠されています。
広告宣伝費の補助をしてくれる『補助金』がある!?
起業・開業後、商品やサービスの宣伝をしたいけれど、使えるお金がない。そんな悩みを持つ事業者や個人事業主の方は多いかと思います。そんな方向けに国や自治体などが公募する補助金制度があります。代表的なのは、小規模事業者持続化補助金です。
小規模事業者持続化補助金とは、一般的に小規模補助金と呼ばれ、商工会議所の管轄地域で事業を営んでいる小規模事業者が補助の対象となります。商工会の管轄地域で事業を営んでいる小規模事業者については、別途、全国商工会連合会・各都道府県商工会連合会に確認が必要となります。
経営計画に基づいて実施する販路開拓等の取り組みに対し、例年、原則50万円を上限に補助金(補助率2/3)が出ます。主に会社や事業のPRの為の広告費やイベント出展費用などの広報費用として使用します。この補助金の公募は例年決まりがなく、いつ発表されるということはないということや、1年に複数回の公募される場合があるということも特徴として挙げられます。大体ですが、1次公募が4月~5月、2次公募が7~8月に公募されることが多いです。
まとめ
色々な宣伝・販売促進手法がありますので迷われてしまうかもしれませんが、ポイントは「自分(自社)の来てほしい人に情報が届くやり方」で、長くコンスタントに続けられる方法です。そして費用対効果をシュミレーションと検証をしながら絞り込んでいきましょう。