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リボ払いとは?仕組みや上手に利用する方法について解説


クレジットカードの支払方法にはいくつかの種類があります。ショッピング1回払いや分割払いのほかに、リボ払い(ショッピングリボ払い)という方法もあります。リボ払いは、テレビCMなどでもよくアピールされている支払方法となっていますが、具体的にどのようなしくみなのか詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、リボ払いの仕組みや上手に利用する方法について解説していきます。

そもそもリボ払いとは?

リボ払いとは、リボルビング払いの略称で、毎月の返済額を一定にして、その中に元金と手数料を一緒に返済していく方法です。この手数料は利子に相当するもので、「実質年率15.0%」などと表示されます。毎月の返済額が決まっているので、一括払いでは払えない高額なお買い物をするときに便利です。

例えば、1万円の買い物をして、月々3,000円の返済をするとします。さらに翌月1万円の買い物をしたとします。このとき、買い物で使った金額(=残高)は増えますが、返済額は3,000円のままです。

リボ払いと分割払いの違い

間違いやすい分割払いですが、リボ払いとの大きな違いは支払い回数を決めるかどうかです。

例えば3万円の買い物をしたときに、

  • リボ払いは毎月3,000円ずつなど、返済額を決める
  • 分割払いは2回払い、3回払いなど回数を指定して返済額を決める

回数を指定するといっても、自分で好きな回数が決められるわけではなく、2回、3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回などカード会社の方で回数を決めています。その中から選びます。

また、分割払いは買い物ごとに支払い回数を決められます。たとえば、1万円の支払いは一括払いにしたけれど、3万円の買い物は3回払いにする、などです。1回の返済額を抑えたければ回数を増やせば良いのですが、回数が増えるほど手数料が高くなるので、総返済額を抑えたいときには、なるべく少ない回数で支払うと良いでしょう。

リボ払いの場合、何回で支払おうと手数料率は一定なのですが、残高に対して手数料がかかります。買い物を繰り返していると残高が増えるため、手数料の支払いがどんどん増えていくことになります。

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リボ払いの種類

リボ払いは主に「残高スライド方式」と「定額方式」の2種類があり、どちらを採用しているかはクレジットカードによって異なります。ここでは、2種類のリボ払いのしくみについて説明します。

残高スライド方式

残高スライド方式とは、あらかじめ決められている支払残高によって、毎月の支払額が変動するしくみのことです。例として、支払残高が10万円未満の場合、毎月の支払額が5,000円、支払残高が10万円以上15万円未満の場合、毎月の支払額が1万円と設定されているケースで考えてみましょう。毎月少額の買い物を続けて、支払残高が10万円未満を維持してきましたが、ある月に大きな買い物をして、支払残高が12万円となったとします。すると、それまでは毎月5,000円の支払いとなっていたのが、支払残高10万円以上となったことで、毎月の支払額が1万円にアップするのです。

定額方式

定額方式は、支払残高が増えても、毎月支払う額は一定を保ったままのしくみになります。ある月に大きな買い物をして支払残高が増えた場合でも、毎月の支払額には変わりがありません。しかし、支払金額を低く設定すると、その分支払残高の減りが遅く、支払期間が長期化するため、手数料がかさみます。

リボ払いを上手に利用するには?

リボ払いで苦しい思いをしないためには、リボ払いの仕組みをきちんと理解することと、無理のない返済計画を立ててから利用することが大切になります。

自分のカードの設定を今一度確認する

最初の支払い方法の設定が、うっかりリボ払いになっていませんか?よく確認しないで、リボ払い専用のカードを契約していませんか?一括払いのつもりが、「一定額を超えたらリボ払いになる」というような設定のカードもあります。もう一度、クレジットカードのマイページや明細を確認し、リボ払いになっていないかみてください。また、最近では、リボ払いを設定することでポイントアップなどの特典が得られるクレジットカードが多く、特典目当てにリボ払いにしたままになってしまう人が多いです。切り替えを忘れていないか、確認しましょう。

繰り上げ返済をする

できるだけまとめて返済し、残高を減らしていくことでリボ払い地獄から抜け出せます。残高が減れば手数料も減るので、総返済額も減りますし、当然返済期間も短くなります。たった1ヶ月でも返済期間が短くなれば、その分返済が楽になります。余裕のある時にコツコツ返済し、ボーナスなどまとまってお金が入る時に思い切って返済していきましょう。

支払額を増やす

リボ払いは、月に3,000円程度から返済額を設定できるものもあるため、なるべく小さい金額を選びがちですが、無理のない範囲で毎月の返済額を増やしましょう。返済期間が短くなると同時に、無駄な手数料の支払いを減らすこともできます。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は、リボ払いの仕組みや上手に利用する方法について解説しました。

リボ払いを利用する際は、随時、ご利用残高の状況を確認し、無理な支払計画とならないように節度ある利用を心がけましょう。

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