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【資金調達】デットファイナンスとエクイティファイナンス の違いについて解説


起業ブームの流れに乗って、株式の第三者割当により数億円の資金調達をし、華麗に事業をヒットさせる——起業未経験の方は起業に対してそのようなイメージを持っている方も少なくないはずです。

起業後に資金調達を行うかは、企業のその後の経営方針も左右し得る重要事項になります。そして方法としては大きく「デットファイナンス」「エクイティファイナンス」という2種類に分類されます。

今回は、資金調達における『デットファイナンス』と『エクイティファイナンス』の違いについて解説していきます。

『デットファイナンス』と『エクイティファイナンス』とは?

どんな事業を始めるにもお金は必要です。企業の資金調達は大きく2つに分類できます。

デット・ファイナンス(借入、社債発行)

デット・ファイナンスの「デット」とは英語の「Debt」で「借入」「借金」を意味する言葉です。つまり借り入れることによって資金調達する手法を指します。銀行や投資機関から借り入れることで資金を調達することや社債を発行などが相当します。

エクイティ・ファイナンス(新株発行、新株予約権発行)

エクイティ・ファイナンスの「エクイティ(Equity)」とは「株主資本」という意味です。つまり新株や新株予約権を発行することで、出資を募って資金調達する手法になります。

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デットファイナンスの資金調達手段

起業直後では、『デットファイナンス』による資金調達が主になります。現在日本では、日本政策金融公庫など、中小企業や個人事業を営む人を支援することを目的の金融機関が存在します。日本政策金融公庫の新創業融資制度という制度を利用すれば、無担保無保証で運転資金・設備投資含め3,000万円までお金を借りられます。

金融機関からの借入

銀行や消費者金融、事業者金融などから融資を受ける方法です。ビジネスローンなど、ローンを利用する方法が多く見られる。ほとんどの企業は、開業資金や運転資金を調達するためにこの方法を活用しています。

投資家からの融資

一般投資家に対して会社や事業をアピールし、融資をしてもらう方法です。近年ではクラウドファンディングやソーシャルレンディングの登場により、インターネット上で投資家を募集する光景も見られるようになってきました。

社債

有価証券である社債を発行し、その社債を買い取ってもらう形で資金を調達する方法です。

エクイティファイナンスの資金調達手段

株式の発行

株式会社が自社の株式を発行し、その株式を投資家などに購入してもらう形で資金を調達する手段です。

優先株の発行

配当金を優先的に受けられる株式を「優先株」と言い、この優先株を購入してもらう形で資金を調達する方法です。

転換社債型新株予約権付社債

「CB」とも呼ばれており、購入者が好きなタイミングで株式に転換できる社債のことです。

第三者割当

特定の企業や金融機関に対して行われる増資です。企業や金融機関に株式を購入してもらうことで、資金を調達できます。

『デットファイナンス』と『エクイティファイナンス』の違いとは?

デット・ファイナンスとエクイティ・ファイナンスの違いについて説明します。

返済義務の有無

デットファイナンスは簡単に言えば借金に該当するので、融資元に対して返済をしなければなりません。契約内容にもよりますが、ほとんどのケースでは返済時に利息を追加して支払う必要があるため、借入金額が多いほど金銭的な損失が増えていきます。

それに対してエクイティファイナンスは、基本的に返済義務が発生しません。ただし、配当金などの形で投資家に利益を分配する必要は生じるので、「全くの負担なしで資金を調達できるわけではない」という点は覚えておきましょう。 尚、仮にデットファイナンスで融資元への返済を怠った場合には、訴訟を起こされて裁判などに発展する恐れがあります。

投資家へのリターンの違い

投資家から見ると上記で説明した通り見たように、どちらもリターンはあります。デット・ファイナンスの場合、貸し倒れのリスクは否めませんが、会社が継続している限り返済される可能性は十分にあります。しかし、エクイティ・ファイナンスの場合、収益が確実に上がる保証はなく、投資した分の資金を回収できるとは限りません。

資本としての扱い

デットファイナンスは借入による資金調達なので、調達した資金は「他人資本」として扱われます。それに対して、エクイティファイナンスは会社の価値によって資金を調達するため、「自己資本」として扱われるケースが一般的です。 企業の規模に関わらず、会社にとって自己資本は非常に重要なポイントです。全ての資本に対する自己資本の割合を「自己資本比率」と言いますが、この自己資本比率は金融機関から融資を受ける際に、審査基準として確認されるためです。

また、一般的には自己資本比率が40%以上であれば経営が安定している企業、70%以上であれば理想の企業として認識されています。

貸借対照表上の違い

デット・ファイナンスで資金調達した場合、貸借対照表では「負債」として処理されます。デット・ファイナンスによる資金調達の割合が大きいと、金融機関から審査を受けたときに悪い印象を与えかねません。エクイティ・ファイナンスは「資本」として処理します。つまりエクイティ・ファイナンスで資金調達をすればするほど自己資本比率が大きくなり、金融機関からの評価も高くなる傾向にあります。

まとめ


『デットファイナンス』と『エクイティファイナンス』は全く異なる資金調達方法です。そして、どちらの資金調達手段も、経営者には必須と言えるものです。しっかり把握したうえで最適の手段を選んでいきましょう。
 

◆『デットファイナンス』『エクイティファイナンス』
  • デットファイナンス
  • 借り入れることによって資金調達する手法を指す。銀行や投資機関から借り入れることで資金を調達することや社債を発行などが相当。

  • エクイティファイナンス
  • 新株や新株予約権を発行することで、出資を募って資金調達する手法。

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