あなたの一歩が未来を変える!寄付型クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングは大きく「投資型」「非投資型」という2つのカテゴリーに分ける事が出来ます。資金提供する事で金銭的リターンを得る事が出来る融資型やファンドは投資型に分類され、金銭的リターンではなく特別なモノやサービスでリターンを得る購入型や、寄付型は非投資型に分類されます。
今回は、非投資型に分類される寄付型クラウドファンディングについて解説していきます。
寄付型クラウドファンディングとは?
寄付型クラウドファンディングとは、寄付をしたい個人や企業が事業者を通じて寄付を受けたいプロジェクトに寄付を行う事が出来るというサービスです。金銭的リターンはなく、それ以外のリターンも期待できない事がほとんどなので、社会貢献という意味合いで行なわれる事がとても多いものです。
よく行っているのはNPO法人や研究機関・大学の研究室、地方の地域活性化プロジェクトなどによる寄付です。そのプロジェクトそのものに共感したり、世界がより良くなること・発展することに貢献したりするために、金銭で寄付を行いプロジェクト成功を手助けするという形式です。このため、基本的にリターンはありません。何か商品やサービスを購入したり、配当で利益を出したりするためのクラウドファンディングとは異なります。
寄付型クラウドファンディングのメリット
自分達で立ち上げたウェブサイトやサービス内で寄付を募るが一般的なスタイルですが、それでは集客力がありませんので、基本的に目標金額まで達成する事はありません。どれだけ素晴らしく社会貢献が出来る活動であっても、人の目に触れなければ寄付が集まるという事はありません。クラウドファンディング内で寄付を募る事のメリットはまず多くの人の目に活動内容を触れさせる事が出来るという点があります。自分達が活動を行なっているウェブサイトに訪れる多くの人がクラウドファンディング内に訪れていますので、沢山の人の目に自分達の活動を知ってもらえるので資金が集まりやすいというのは大きなメリットであると言えるでしょう。
更に、素晴らしい活動内容であれば色々な人が拡散してくれて支援の輪がネット上に広がっていきます。企業が商品を出す時にマーケティングも兼ねているという観点から考えても、クラウドファンディングで募集を行なう事だけで色々な人の目に触れるというのは事実であると言えるでしょう。
寄付型クラウドファンディングのおススメサイト
ここからは寄付型クラウドファンディングのおススメサイトをご紹介します。
Readyfor Charity
国内初の購入型クラウドファンディングサイト「Readyfor」の寄付型として、2015年12月にリリースしました。広島県・筑波大学・認定NPO法人フローレンスなどが資金調達を行っており、全国の非営利活動を支えるサービスとなっています。
Good Morning by CAMPFIRE
クラウドファンディングのサービスでも有名な「CAMPFIRE」の中でも、寄付型のものに特化しているサービスです。全体的に寄付を中心としたサービスなので、寄付型のものを特別に集めた、いろいろなクラウドファンディングサービスの中でもこちらに特化しているサービスです。比較的おしゃれなサイトで、プロジェクトの内容は社会貢献のほか、研究や科学技術などの先進的なことに貢献するものもあります。特定の法人のみがプロジェクトを立ち上げられるので、信頼性も高いでしょう。
ふるさとチョイス
地方自治体に寄付を行なう事で税控除やその地域の特産品などを貰う事が出来るふるさと納税。その総合サイトとして政府監修の元にスタートされたのが『ふるさとチョイス』です。さまざまな地域がいろいろな商品を出しているので、返礼品を期待するなら購入型と同じような感覚で寄付ができるでしょう。寄付先が地域として決まっているため、中にはふるさと納税に参加していない地域への寄付ができないというデメリットもあります。
A-port
朝日新聞が主催するクラウドファンディングサイトです。サイトだけでなく朝日新聞を中心にメディアで紹介される可能性が高いのが強みになります。朝日新聞社が主催する強みを活かしたPR戦略が魅力的であり、ハフポストにも掲載されますので海外の方にも知られるきっかけを作る事が出来ます。
まとめ
とても世の中のためになるけれど、売上が大きくあがるようなビジネスではない、社会問題を解決するようなビジネスや、地方活性化の企画などで、お金をもうけることが目的でない事業もたくさんあります。そうした事業の多くが、資金調達のことで困っています。売上になりにくい事業に対してお金を出すという人が少ないからです。そういった事業の為の資金調達方法が寄付型クラウドファンディングです。
今回、紹介したサイトはそれぞれ優良なオススメサイトではありますが、掲載されているプロジェクトはそれぞれのサイトで全く異なるものなので、検討されている方は自社にあったサイトを見つけましょう。