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ストックオプションを行使するタイミングとは?


株式公開前のベンチャー企業をはじめとした会社では、福利厚生などとして役員や従業員へストックオプションを与える会社があります。ストックオプションは、与える会社側にとっても、権利をもらう従業員にとってもメリットのあるものです。

そこで今回は、ストックオプションを行使するタイミングについて解説していきます。

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そもそもストックオプションとは?

ストックオプションは、株式(Stock)の権利(Option)になりますが、一般的には、会社の取締役、役員や従業員が会社の株式(自社株)をあらかじめ定められた価格で将来購入できる権利を付与するインセンティブ制度です。

ストックオプションを付与された人は、予め定められた価格以上に株価が上昇した際に、優遇された金額で定められた数量の株式を取得して売却する事も可能になります。その為、このストックオプション制度は、必然的に株式を自由に売却できる上場企業か上場(株式公開)を目指す企業で導入されることになります。

株価を上昇させるためには、当然、会社の業績をあげる努力をする必要がある為、株価を上げる為に一生懸命働き、それが会社や株主にとっての利益となるというのがストックオプション制度の仕組みになります。

(参考記事)ストックオプションとは?メリット・デメリットについて解説

ストックオプションを行使するタイミングとは?

一般的にストックオプションの行使タイミングについては、明確にルールが設けられているわけではありません。行使のベストタイミングは、「行使価額<自社の株価」になった時です。例えば、一株あたり行使価額50円で会社からストックオプションを付与(一株50円で自社株を購入できる権利)された場合、株価が50円を上回ったタイミングで行使・取得した株式を売却することで、利益が得られます。

権利行使期間に注意が必要

前述の通り、基本的に行使タイミングは自由ですが、ストックオプションには、付与時に「権利行使期間」が定められていることがほとんどです。行使期間とは、その名の通りストックオプションを行使できる期間、つまり権利を使って自社株を購入できる期間のことです。

例えば、税制適格無償ストックオプション(行使時に課税されない)の場合「当該新株予約権の行使は、当該新株予約権に係る付与決議の日後2年を経過した日から当該付与決議の日後10年を経過する日までの間に行わなければならないこと」と法律で義務付けられています。これはストックオプション付与から2年以上立たないと税制適格ストックオプションとして行使できないことを意味します。

また、企業ごとに個別に詳細な行使条件を設けていることもあるので、ストックオプションを付与される際には行使期間をよく確認しておくことをおすすめします。

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ストックオプションを行使する際の注意点

最後に、ストップオプションを行使する際の注意点を説明します。

まずストックオプションは権利行使と売却のタイミングがずれるのが一般的です。株価は毎日動くので、少しのタイミングで利益が減ることもあるでしょう。その結果、権利行使時には満足する利益が出ていたのに売却時には利益が減ってしまい損した気分になることもあるかもしれません。

またストックオプションは、税金の関係から行使後にすぐ売却するケースもあります。しかし、売却後に後に株価が上がれば、たとえ自分が売却した時にも利益が出ていたとしても損した気分になるでしょう。そしてストックオプションは行使期間が定められています。この期間に行使しないと権利が失効してしまいます。

まとめ


ストックオプションの行使タイミングは、行使価額と株価を比較して最大の利益を得られるときです。ただし、行使条件や得た利益に対する税金についてはしっかりと確認しておく必要があります。

特に、退職金代わりや将来的な資金として期待している場合には、条件を把握したうえで、行使タイミングを見極めましょう。

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