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創業融資の借り入れに失敗するパターンを6つご紹介

起業を志す方にとって創業融資は大変重要な資金調達方法の一つです。しかし創業融資は簡単に受けることができるものではなく、融資を受けるまでに様々な落とし穴があります。その落とし穴がどのようなものかを知ることで、少しでも創業融資の成功率をあげることが出来ます。

そこで今回は、創業融資の借り入れに失敗するパターンを6つご紹介していきます。

創業融資審査は落ちると半年以上申請できない!?

創業融資の代表的な金融機関である日本政策金融公庫の場合、融資審査に否決された場合には、2回目の融資を申し込むタイミングは初回の申し込みから半年~1年後となるのが一般的です。基本的には前回の審査落ちから半年以内に再申し込みをしたとしても審査に通過することは難しいためです。

もちろん、審査落ちの原因が短期間で改善されれば、半年経たなくても融資を受けられる可能性はありますが、一度審査に落ちたということは、審査基準を満たしていなかったということです。審査に落ちた明確な理由を知ることはできませんが、審査落ちの原因を改善するためには少なくとも半年程度はかかると考える必要があります。そのためできる限り一度で融資を受けられるよう準備しておくことが重要になります。

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創業融資の借り入れに失敗するパターンについて

ここからは、創業融資の借り入れに失敗するパターンを6つご紹介します。

①個人信用情報が良くないや税金・公共料金を納めていない

創業融資の審査の際には個人信用情報や、納税状況を確認される場合があります。クレジットカードなどの支払いを延滞してしまっている場合や公共料金の支払いが遅れている場合、税金の納付に遅れが出てしまっている場合などは、創業融資の審査において非常に不利になります。

審査を受ける前には必ず上記の支払いを確実に済ませておきましょう。

②代表者の経験が不十分

創業融資の審査では、代表者の職歴・経験が、起業する事業とどのように結びついているかを重要視します。過去の経験から事業遂行に必要な知識・情報・能力・ネットワーク等を持っているか判断するのです。

金融機関の判断基準としては起業する事業領域において3~4年以上、できれば6年以上の経験を持っているとよりプラス評価になります。できるだけ自身が起業までの職歴で経験したこと、培った能力が活かせる事業領域を中心とした事業計画で融資申請を行うようにしましょう。

③自己資金が十分でない

自己資金は、創業融資においてとても重要です。当然自己資金の金額が多ければ融資を受けられる可能性が高くなりますが、逆に自己資金の額が少ない場合は、融資を受けられる金額が少なくなったり、審査に通らない可能性もあります。

また、自己資金はその金額だけが見られるわけではなく、重視されるのは起業のためにコツコツと貯蓄を続けてきたという実績です。融資の担当者は、この実績から起業者の計画性や事業に対する熱意を判断します。

④創業計画書(事業計画書)が非現実的

金融機関が融資をするかどうかの基準は単純です。「貸したお金がきちんと返ってくるかどうか」です。借りたお金をきちんと返せる計画を証明するのが創業計画書(事業計画書)です。よって創業計画書(事業計画書)はどれほど見た目を綺麗に仕上げていたとしても、現実的でなければ証明することができません。

計画書作成は手間がかかりますが、いかにリアルなレベルまで作りこめるかどうかということが重要です。また、開業場所が決まっていないことも非現実的と判断され、否決されかねません。資金繰りの計画だけではなく、あらゆる面で現実的に計画が作りこまれているかどうかが大切です。

⑤創業計画書(事業計画書)の数字を裏付ける客観的資料が無い

本人は現実的な計画だと思っていたとしても、客観的な資料が無い場合は融資担当者が現実的かどうかの判断をすることが困難です。客観的資料が無い場合、担当者は「あなたの事業が本当に成功すると確信が持てない」という判断をするしかありません。手間がかかったとしても、創業計画書(事業計画書)の数字を裏付ける客観的資料は必ず揃えましょう。

⑥面談で失敗してしまう

金融機関担当者は事業のみならず、代表者の人柄も見ています。どんな質問に対してもできる限り誠実に、丁寧に答え、前向きに理解してもらうよう心がけましょう。たとえば、「返済できない場合どうしたらいいのか」など、担当者に不安を抱かせるようなことを言うべきではありません。担当者からすると、返済能力に不信感を抱いてしまいます。事業計画書をもとにきちんと返済をするという態度を貫きましょう。

第一印象は大事です。上下スーツにネクタイのフル装備をする必要はありませんが、それでもルーズな服装はよりは、しっかりした服装の方が望ましいです。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は、創業融資の借り入れに失敗するパターンを6つご紹介しましたが、創業融資を成功させるために最も重要なことは自分自身が起業に対し真剣に取り組むことです。迅速で円滑な融資の申し込みのためには、専門家の意見を参考にすることも一つの手ですので、頼る所は専門家に頼りましょう。

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この記事を書いた人
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当記事の監修者:v-spirits 中野裕哲
起業コンサルタント®、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP®、大正大学招聘教授(アントレプレナーシップ論、ファイナンス基礎)起業コンサルV-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本処に全国の起業家・経営者さんを支援! 「あの起業本」の著者。著書・監修書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAM GATE」で12年連続相談件数日本一。 【まるごと起業支援®・経営支援】 起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)などHPリンク:https://v-spirits.com
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